ナッジを、使う人の成果につなげる。
試す入口は押された。その先で、利用者は何ができたか。仕事・商品・サービスの企画や改善に向けて、入口の見せ方、試せる条件、本人が必要とすることを分け、次に試す案と結果の確かめ方を考える12ページの図解実践ガイドです。クリック数とその先の結果、役立ち方と負担を見比べ、予定外の使い方から提供内容も問い直します。
読む前に、使い道を確かめる。
- こんなときに使う
- 試す入口は押された。
- ここで分かること
- その先で、利用者は何ができたか。
- 最初に確かめる一つ
- 本人は何をしようとしていて、実際にはどこで止まっていますか。見た行動と、その理由の見立てを分けられますか?
一つの場面から、次に試すことを考える。
「試してみる」は押された。その先で、利用者は何ができたでしょうか。入口への反応、使える条件、本人に役立ったことを分けて見ていく12ページの実践ガイドです。
同じ「使われない」でも、変える場所は違う。
試す入口が見つからない人には、表示や並び順を見直す方法があります。一方、必要なデータや権限がない人には、試せる条件を整える必要があります。同僚と必要な機能を比べたい人には、操作の前に話し合える材料が役立つかもしれません。
ガイドでは、作業の担当者と期限を共有するサービスの例を扱います。「入力画面で操作が止まった」という事実と、その理由の見立てを分け、本人への問いや、サンプル環境で試せるようにする工夫へつなげます。

クリック数と、その先でできたことを分ける。
集計の例です。二つの案をそれぞれ100人に見せ、入口を押した人が20人と35人でも、試用作業を終えた人がどちらも12人なら、対象者全体の完了率はどちらも12%です。

自分の仕事に合う点・足りない点を挙げられたか、迷いや負担が増えていないかも確かめます。途中でやめた人や導入を見送った人にも目を向けます。見送る理由を具体的に判断できたことが、本人に役立つ場合もあります。
少人数で修正点を探す試行と、改善効果を比較する検証は分けて考えます。効果を比べるときは、主な指標、比べ方、必要人数、期間、途中で止める条件を事前に決めます。
予定外の使い方から、提供する内容を考え直す。
例えば、利用者が「担当者」「期限」「共有先」という入力項目をノートに書き写していたら、何のためかを聞いてみます。
「導入前に、誰が何を入力し、誰が確認するかをチームで決めたい」と分かれば、次に試すのは、仕事の分担や未決事項を書き込める一枚の紙かもしれません。操作を始めることから、導入するかを判断できることへ、支援の目的が広がります。
観察から考えた案も、本人との対話や小さな試作で確かめ直します。
記入例を見て、試す前と後をつなぐ。
PDFの9ページに、サンプル環境を試す場合の記入例があります。10ページは試す前の設計シート、11ページは試した後の振り返りシートです。分からないところは、本人へ確かめる問いとして残せます。
試した後は、実際の条件と結果、役立ったこと、負担や予定外の使い方を振り返り、続ける・直して試す・提供内容を考え直す・止めるという次の判断につなげます。
研究の対象・結果・限界と実践への提案は、原資料で分けて記載しています。外部研究の平均的な効果を、自分の現場の目標値にそのまま置かず、どの変化を確かめるかを考えます。
自分の仕事で、確かめ直すこと。
- 本人は何をしようとしていて、実際にはどこで止まっていますか。見た行動と、その理由の見立てを分けられますか?
- 今回変えるのは入口の見せ方、試せる条件、提供する内容のどこですか。本人に何を確かめますか?
- 入口を押したことと、その先でできたことを、同じ分母で確かめていますか。途中でやめた人の事情や負担も見ていますか?
- 予想外の使い方や本人の工夫から、何を残し、何を改め、次に何を小さく試しますか?
最近の具体的な仕事を思い浮かべ、必要な問いから考えてみてください。
図解で見る。

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