人を育てる・任せる

リーダーの関わりから、メンバーの努力をチームの成果へ。

改善してほしいと伝えるリーダーと、自分なりに頑張っているメンバー。最近の一件で、実際にしたこと、相手から返ったこと、まだ分からないことを一緒に確かめます。他部署へ確認用の資料を渡す架空例から、相手に役立つ一歩を選び、試した後の反応と仕事の進み方を見直す12ページの実践ガイドです。ABA Operations Research®センターが、メンバーの実践とリーダーへの共有・相談をつなぎ、チームの仕事の質と連携を見直すために提案します。

読む前に、使い道を確かめる。

こんなときに使う
改善してほしいと伝えても、メンバーの工夫と期待がかみ合わないとき。
ここで分かること
本人の工夫と迷いを聴き、相手に役立つ一歩と必要な支援を一緒に選ぶ進め方。
最初に確かめる一つ
最近の一件で、本人は何を工夫し、どこで迷いましたか。実際の言葉・行動から確かめます。

原資料の自分の一件を整理するワークシートへ(8ページ)
PDFの先頭が開く場合は、8ページへお進みください。

現在の仕事に合わせた解説

公開する12ページの実践ガイドを、一般の職場で最近の具体的な一件から使えるように整理しています。他部署への資料の受け渡しを説明用の架空例として示し、リーダーとメンバー、メンバーと仕事の相手という二つの関わりをつなげて考えます。実測した成果事例や記入済みのワークシート例を示す資料ではありません。

本人の努力と、リーダーの期待がかみ合わないとき

メンバーは自分の経験と知識で工夫している。一方、リーダーは、もっと相手に合う対応を期待している。伝えたことが次の行動に結びつかないときは、実際に何をしていたか、どこで迷ったか、次にすることが具体的に共有されていたかを確かめます。対応の違いそのものを問題にせず、仕事で求める質と、相手の状況に合った関わりが安定してできているかを見ます。

リーダーが、今の工夫と迷いを聴く

最近の一件について、相手の言葉・動き、メンバーがしたこと、その後の反応をたどります。『どう考えて、そうしたのですか』『どこが難しかったですか』と確かめ、分かっている事実、自分たちの解釈、まだ分からないことを分けます。本人の経験に加え、忙しさ、情報、分担、判断基準、相談できる相手など、仕事の条件も見直します。

相手に役立つ、始めやすい一歩を一緒に選ぶ

「もう少し分かりやすく」という期待を、具体的な場面と行動にします。他部署へ確認用の資料を渡すときに、確認してほしい点を冒頭に一文添える。「次回の打合せで使うため、内容に不足がないかご確認ください」という一文は、ガイドで示す発話・文章の架空例です。いつ、何をし、その後どんな反応を見るかを本人と選び、「この一文なら、今の手順に加えられそうですか」と確かめます。必要な時間・道具・権限の調整も、リーダーの支援に含めます。

実践で返ってきた反応と、仕事の結果を見る

本人が冒頭に一文を添えて渡し、相手から「確認する点が分かりました」と返答があった。これはガイドで示す架空例です。相手の笑顔や感謝だけでなく、確認が進んだか、どんな質問が返ったかを見ます。別の資料でも使えるか、締切などの他の条件は変わったかも確認します。「どこが役立ったと思いますか。迷った点も教えてください」と結果を聴き、予想以上によい反応も、うまくいかなかった場面も、次の支援の材料にします。

手応えを、次の実践と共有・相談へつなげる

メンバーが、何を試したか、相手はどう反応したか、どこで迷ったかをリーダーに返し、リーダーが一緒に結果を見ます。本人が次にも使ってみたいと思える経験や、助言が仕事に役立った実感が、共有・相談を支える可能性があります。試す機会がなかった、時間や情報が足りなかった、役立ったか分からなかった、一度できたが続かなかった場合も区別し、使う場面・行動の大きさ・見本や道具・役割・負担を見直します。

行動・連携・仕事の結果を、つなげて見る

始める前に、見る事実と確認する日を決めます。試す機会のうち具体的な一歩を使えたか、結果や迷いを共有して次の支援を決められたか、確認の行き戻り・手直し・期限・使いやすさはどうかを別々に見ます。同じ種類の仕事で比べ、業務量・相手・締切などの違いも確認します。ガイド8ページには、自分の一件を整理するための未記入のワークシートがあります。仕事の場面・工夫と反応・未確認と支援・試す一歩・確かめること・支援と確認日を整理できます。少数の実践から因果関係を断定せず、行動の継続と仕事への有用性を確かめます。

自分の仕事で、確かめ直すこと。

  • 改善してほしい一件で、メンバーは何を工夫し、どこに迷っていますか? 実際の言葉・行動と、自分の解釈を分けて確かめましたか?
  • 誰の何に役立つことを目指しますか? 品質・期限・安全・連携など、この仕事で守る条件を共有していますか?
  • どの場面で、何に気づいたら、何を試しますか? 本人が始めやすい大きさにし、必要な時間・情報・権限・支援をそろえられますか?
  • 試した後、相手は何と言い、何をしましたか? 笑顔や感謝だけでなく、仕事の質・進み方・相手の負担がどう変わったかを確かめられますか?
  • その手応えや難しかった点を、どう共有・相談しますか? 次の同じような場面で行動が続いたか、必要な支援とチームの仕事がどう変わったかを確認する機会はありますか?

最近の具体的な仕事を思い浮かべ、必要な問いから考えてみてください。

図解で見る。

リーダーの関わりから、メンバーの努力をチームの成果へ。の公開図解
図解を大きく見る出典:リクエスト株式会社の公開リリース

関連する考え方。

読んだことを、仕事の一件へ

この資料を、自分の仕事で試す。

最近の具体的な一件を選び、分かっていることと未確認のことを分けます。実践室で、次に確かめる一つを整理できます。

別タブで開きます。確認メモをPDFに保存できます。

この困りごとから読むなら。

声をかける、少し待つ。店舗で働くスタッフを支える、リーダーの判断。最初の資料から、読む理由と順序を見る施設の魅力が、来場者に届く運営へ。最初の資料から、読む理由と順序を見る

次に読む資料

資料ごとの役割と、読む理由から選べます。

  1. 顧客対応で使う具体例この資料を読む理由

    学びを、次の顧客対応の判断へ。

    顧客との合意だけで終わらず、本人が次の対応で確かめて判断できる条件を考えます。今回の小さな実践を顧客接点の仕事へ引き寄せる入口です。

    資料の位置づけ・適用範囲を読む

    学びを次の顧客対応の判断につなげる育成設計の提案です。人物・会話・経過は架空例で、実測結果ではありません。手順全体の効果や課題の最適な難度は未検証です。980社・33.8万人は当社の研究・教育開発の背景であり、今回の資料の効果検証数ではありません。

    解説と資料を見る
  2. 育てる側の仕事と支援この資料を読む理由

    育てる側も、仕事と支援を見直す。

    本人に任せる判断と、上司が整える時間・情報・権限・相談先を見直します。関わり方に加え、仕事と支援の分担を考えるための資料です。

    実践報告に基づく分析・実務提案

    解説と資料を見る
  3. 相手の返答から確かめ直すこの資料を読む理由

    「対話した」とは、何をしたことなのか。

    相手の返答を受けて、自分の理解・問い・進め方のどこを見直したかを考えます。メンバーの工夫や迷いを聴く対話を具体化します。

    既存の実践・関連研究に基づく実践ガイド

    解説と資料を見る

この仕事の関連資料へ

成果につながる方法を、本人が使える仕事へ。リクエスト株式会社の研究と実践

知見を、職場の仕事へ。

この知見を、
自社の仕事で活かすには。

たとえば、こんな仕事の場面からご相談いただけます。

「リーダーの関わりから、メンバーの努力をチームの成果へ。」を、自社の仕事で活かしたい方へ。資料名と、気になっている仕事の場面をお知らせください。

リクエスト株式会社|組織行動科学®